新卒一年目にAWS認定12冠する具体的な方法 ~2020年度に新卒エンジニアとして過ごした一年を振り返ってみた~

新卒一年目にAWS認定12冠する具体的な方法 ~2020年度に新卒エンジニアとして過ごした一年を振り返ってみた~

それはクラスメソッドに入社して、少しだけ興奮することです。
Clock Icon2021.03.31

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TL;DR

  • 2020年卒新卒入社で2021年3月までにAWS認定12冠しました。
  • その学習法、ついでに入社前と2020年の新卒研修の経験を振り返ってみます。
  • 弊社は良い成長環境だと思うので、ぜひ採用フォームから応募してください。

はじめに

皆さんこんにちは。CX事業本部MADチーム石橋です。

先日12個目のAWS認定資格を取得し、現在取得可能* な認定資格を全て取得することが出来ましたので、その過程を振り返るついでに2020年度の研修と自分自身の経験を振り返っていきたいと思います。春ですし。

*AXSは3月23日付けで廃止になりましたので、厳密には本日(2021/03/31)時点でのフルコンプリートは11冠ということになります。

明日以降からエンジニアのキャリアを歩み出す方々の参考に少しでもなれば嬉しいです。

なぜ12冠か

以下にあるように弊社のカルチャーだからです。また決して強制されるものではなく、それぞれが自主的に取り組んでいます。

全社の本日時点での資格取得数などは、上記記事よりも最新の資格取得関連プレスリリースである以下の方が実数値に近いです。

個人的には、認定資格の有無とエンジニアorアーキテクトとして優秀かどうかは、一定の相関はあっても絶対ではないと感じるので、「持ってなくてもいいけど、持ってても別にいい」ぐらいの認識です。ただ実務経験が少ない私のようなエンジニアが、網羅的にAWSを学ぶには非常に有用でした。

取得日など

認定資格 取得日 点数 合否
CLF-C01 2019/07/23 815 合格
SAA-C01 2019/09/02 771 合格
SOA-C01 2019/10/01 597 不合格
SOA-C01 2020/06/26 839 合格
DVA-C01 2020/06/30 968 合格
SAP-C01 2020/07/31 819 合格
DOP-C01 2020/08/14 810 合格
SCS-C01 2020/08/31 762 合格
DAS-C01 2020/09/28 776 合格
DBS-C01 2020/10/11 808 合格
AXS-C01 2020/10/19 780 合格
ANS-C00 2020/12/15 18 不合格
ANS-C00 2021/03/08 793 合格
MLS-CO1 2021/03/27 808 合格

補足と考察

  • CLF、SAAの合格、SOAは不合格は入社前です。
  • 2020/12/15のANSは諸事情で途中で試験会場を退出しました。
  • こうして並べると自分がもっと深堀りするべき分野が見えてきますね。

参考にした学習方法

社内に学習方法や学習教材の知見がたくさん溜まっているので、それらを一通り確認して参考にしました。

当時参考にしたものが以下の記事に綺麗にまとまっています。

最近だと以下の動画も確認してみると良さそうです。

また、社外では上野様の以下ブログも参考にさせていただきました。この場を借りてお礼させてください。ありがとうございました。

自分なりの学習方法

その試験の自分で設定した期限と、自分の経験や知識、研修や業務の忙しさなどの兼ね合いを考えて適切な学習方法をとったつもりです。

情報の正当性と粒度、集中力について

完全に主観ですが、AWSの資格取得学習に役にたった情報ソースを、その粒度と正当性の観点から並べてみました。

同様に集中力の維持の観点から考えると、自分はこんな感じでした。

業務と並行して資格取得を目指す場合など時間が限られる場合は、自分に最適な方法と手段で学習を行うことが重要だと思います。

自分の場合だと、書籍を読む → BlackBeltサービスカットシリーズの書類を確認 → ハンズオン → 寝る前にyoutubeでAWS summitの動画を漁る。みたいなことをしてました。

一年目を振り返る

ここから自分自身の入社前の経験と社会人一年目を、主に学習や経験の観点で雑に振り返ってみます。

入社前

2018年12月~

ご多分に漏れずProgateから入り、何冊か参考書を買って独学で勉強して、なんとなく動くアプリのようなものを作ったりしました。渋谷のIT企業でインターンバイトを始めて、主にRailsを書いたり教えあったりし、そこで知り合った友人と、サポーターズ主催のハッカソンに参加したりしました。

2019年7月~

インターン先でバリューを出すために、CLFを取りました。1ヶ月後にSAAを取ったあたりから、作ったRailsアプリをEC2の上に手動でデプロイして動かす作業を、業務の中で何回もやりました。

2019年9月~

AWSを学習する際に何度も参考にしたDevelpersIOの運営会社が、新卒採用を始めたことを知り、2週間弱で作ったアプリを朝までデバックしながら秋葉原に向かいました。サウナが好きそうな事業部長に「デプロイツールは何使ってるの?」と聞かれ震えました。

2019年11月~

内定者として、DevelopersIOオフラインイベントに参加して、自分にとってはアイドルのような技術に超詳しいおじさん(敬意を込めて)たちが、実在することを確認しました。

【11/1(金)東京】国内最大規模の技術フェス!Developers.IO 2019 東京開催!AWS、機械学習、サーバーレス、SaaSからマネジメントまで60を越えるセッション数!

2019年1月~

インフラの知識が足りないと思って以下のブログを参考に本を読みはじめました(IaC本とラズパイ本は読んでません)。IPAの過去問道場の問題を解いたり、vim過激派の友達にそそのかされ、dotfilesのカスタマイズに勤しみました。

インフラ未経験の私が内定から入社までに読んだ技術書11冊

入社後

会社説明会登壇資料より

*新卒エンジニアの研修内容は、期間・内容ともに都度変更されます。

2020年4月~

BCP発動により、初日から今日まではフルリモートでの勤務となりました。最初の2週間はES部(人事部)持ちで、社内ルールやツールオリエンと並行してPaizaのAWSコースやPythonコースをやらせて頂きました。

2020年5月~

AWS事業本部コンサルティング部の研修を受けました。
  • 機能要件・非機能要件についての学習
  • Linux標準教科書での学習
  • 研修課題
    • shell scriptでのDevelopersIOのアクセスログの解析
    • apacheのログファイルローテーションの仕組みの実装
    • VPCピアリング環境の構築を通したネットワーク学習
    • LAMP環境の構築(CFn)
  • 実際のプリセを想定した、AWSインフラの設計と提案、発表

など

課題で提出した構成図

2020年7月~

IT推進室(現危機管理室)の研修を受けました。
  • 社内システムを支える役割と仕組みの学習
  • 情報セキュリティ施策とその目的の学習
  • 社内slack用翻訳アプリの作成

など

参考

2020年8月~

DA事業本部での研修を受けました。
  • データ分析(DWH、BI、AI、SQLなど)に関する基礎知識講座
  • 案件を模したデータ分析基盤の設計・提案・構築課題

など

課題の構成図より

2020年10月~

オベレーション部での研修を受けました。
  • ITIL関連書類の輪読と発表
  • 擬似チケットのへの返信
  • 障害時の切り分け方法の洗い出しと発表(チーム課題)

など

参考

2020年11月~

CX事業本部での研修を受けました。
  • Gitなどの開発ツールの利用方法の確認
  • スクラム、アジャイル開発の手法の学習
  • ヘルスケア関係の社内向けアプリケーションのチーム開発・発表

2020年1月~

CX事業本部MADチームにJOINしました。 業務へのオンボーディングとサーバーレス開発周辺スキルのキャッチアップを急ぎました。

2020年3月

Serverless Meetup Japan Virtual #17 にて登壇させて頂きました。

ご応募お待ちしております

弊社は中途社員だけでなく、私のような新卒エンジニアにとっても申し分のない成長環境だと感じます。興味を持った方はぜひ、説明会への参加や採用フォームからの応募をして頂けると嬉しいです。

最後に

先人がここ数年で急速に積み上げた知見の上を、ゆっくりと歩いただけに過ぎないですが、これからは自分もそのような貢献が出来るようなアウトプットを出していきたいです。(多分これからはzennに開発寄りブログを書きます。)

来年度もクラウドネイティブ、、、いやクラメソネイティブとして頑張ります。以上MADチーム石橋でした。

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